市政に関する質問が行われた中で、医療、災害対策、農業振興、商店街の活性化など、重要なトピックが浮上した。
議員からは済生会栗橋病院の移転後の医療施設活用に関する基本姿勢について質問があり、医療資源の継続の必要性が強調された。石田利春氏は、「栗橋地域では現在の医療施設を廃墟にしてはならない」と述べ、協議の進展を求めた。さらに、協議内容に関しても具体的な報告を請求し、久喜市としての医療継続策や支援策の提示も期待された。
大規模水害対策についても言及があった。石田氏は、久喜市が「避難判断決断ブック」を作成することが、住民の安全に寄与すると説明し、避難情報の発令方法や避難所情報の周知活動について質問を続けた。栗橋地区の住民は95%が広域避難が必要になる可能性が指摘され、今後の取り組みが重視されている。
さらに、農業振興におけるソーラーシェアリングの導入も議論された。石田氏は「半農・半電力で農業を営む新たな取り組みが注目されている」とし、農業者の収入が増える可能性について期待を寄せた。地域新電力への売電や電力公社設立の可能性についても具体的な意見が交わされた。
また、新型コロナウイルスに伴う持続化給付金の申請について、農業者への周知活動の状況も問われた。申請率や市の支援状況については、透明性ある情報提供が求められている。
最後に、栗橋地区の商店街の明るさが問題視され、石田氏は照明の状況改善に向けての市の対応を求めた。市民の安全や地域の活性化が求められる中、明るい町並みの実現を目指す努力が必要とされている。