久喜市で進められている農業振興拠点「道の駅」整備事業が注目されている。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで、観光客の訪問が増加しており、菖蒲グリーンセンターは休日には駐車場が不足するほどの賑わいを見せている。
令和9年4月のオープンを目指す「道の駅」の進捗状況について、榎本英明議員は日程に沿った各種質問を行った。
まず、菖蒲グリーンセンターの老朽化が進んでいることから、「JA南彩による建て替え予定はいつか」と問うた。
さらに、現在のセンターが営業を続けながら新たなセンターが建設されるのかも確認。
基本構想が令和5年度にまとまると話され、令和6年度からの用地買収の進捗も伺った。
「道の駅」事業の開所式は今年7月12日に実施されたが、この変更についても意図を確認。
旧菖蒲南中学校のリフォームについては、災害対策や防災拠点としての機能を持たせる予定なのかどうかも問いただした。
榎本議員は、他県における新しい価値観を反映した「道の駅」の運営についても言及。
「久喜市民が想像する『道の駅』の構想図はいつ示されるのか」との問いかけもあり、住民説明会の時期についても尋ねた。
次に、姉妹都市および友好都市の交流事業に関する質疑が行われた。
アメリカのローズバーグ市、青森県の野辺地町との関係が強調され、交流が市民の心の豊かさに寄与していることが言及された。
しかし、コロナ禍の影響により、交流事業が中止されていたことが影を落とす。
姉妹都市との過去の活動や今年度の計画、新たな姉妹都市や友好都市の計画についての質問が行われた。
また、令和4年度に閉館した農業者トレーニングセンターについても取り上げられた。
老朽化に伴い、隣接する学校への影響を懸念しその対策を問われ、撤去予定や駐車場利用の可能性も確認された。
最後に、市道菖蒲2343号線の整備についても議論され、未舗装状態が長期にわたって放置されている実態が浮き彫りになった。