久喜市の国際化施策が注目されている。
川内 鴻輝氏は市政における質問を通じ、人口減少が進む中での外国籍市民の増加を指摘した。具体的には、久喜市の外国籍市民が2017年の2240人から、2022年には3217人に増加した。直近の統計では、すでに3909人に達し、同市の人口の約2.6%を占めている。
この背景もあり、川内氏は久喜市における国際化の現状と課題について質問した。現状の取り組みとして市が行っている日本語教育の機会提供があるが、それだけでは不十分との認識が示された。今後は多文化共生の街づくりに向けた計画が必要とされている。
さらに、川内氏は同程度の人口規模を持つ栃木県小山市や茨城県土浦市の「多文化共生プラン」について言及した。これらの市が評価や改善のサイクルを回しながら取り組みを進めていることを挙げ、久喜市でも同様の施策が採用できるか問うた。