久喜市での議会において、市民からの多数の関心が寄せられる中、秋谷病院の開院についての進捗状況や、新型コロナウイルス感染症の最新情報が議論された。
田村 栄子氏は、秋谷病院の開院を待つ住民の声を代弁し、協議の進捗や開院予定日について具体的な情報を要求した。済生会栗橋病院の移転後、病院開院への期待は高まっており、市には迅速な対応が求められる。
新型コロナに関しては、最近の新聞発表で市内の感染者数が132人にのぼり、さらに累計では2万人を超えたことが懸念されている。田村氏は、ワクチン接種の進捗や今後の対策についても質問を重ねた。特にインフルエンザの流行増加が見込まれる中で、市の対策が重要視されている。
また、南栗橋全域の街路樹の剪定についても問題提起された。街路樹の成長が進む一方で、交通への影響や害虫の発生が市民生活に多大な影響を及ぼしているという。田村氏からは、持続可能なまちづくりとして、適切な維持管理策が求められた。
そして、交通手段の確保についても話題に上がった。高齢者や免許を持たない人たちにとって、デマンド交通の予約が難しいとの指摘があり、その改善策が急務とされている。また、市内循環バスの導入も同時に検討され、住民の利便性向上が期待されている。
行政組織の編成について、田村氏は市民にもわかりやすい名称にすることや、各部署の役割を具体的に周知するよう求めた。さらに、久喜市の財政の危機管理に関しては、巨額の予算を進める中での慎重な予算編成が不可欠とされ、内外の評判を守るための取り組みが必要だと言及された。
最後に、災害時の情報伝達の危機管理としてアマチュア無線の活用が提案された。現在の防災行政無線の問題点を指摘し、他の伝達手段を模索することが求められている。現行システムの改善策に加え、地域のボランティアとの連携が重要視されている。