久喜市の大谷和子氏は、市政に関する質問を行った。
防災組織の強化や市民の意識向上を図るため、FMバイオゴルフ(FMバイオ)は重要な役割を果たすと指摘した。特に、「久喜市地域防災計画は500ページ以上の内容だが、市民が避難所生活を強いられるような災害に遭遇した職員が存在しないのが現状である」と述べた。
氏は、災害時には全職員が出動できない可能性もあるため、地域の防災組織の機能を重視する必要があると強調した。また、現在の防災体制において地域防災組織の不足や活動状況の把握が不十分であることも指摘した。「市防災計画書には市民参加による防災体制の確立が記されているが、実際には地域に防災組織がない、または不足している状況がある」と申し述べた。
さらに、大規模災害時に行政だけでは対応が難しいことを踏まえ、初動マニュアルや必要な資材を準備する重要性を強調。FMバイオの導入を支援することで、自発的な行動を促せる可能性があると提案した。
次に、多様なボランティアや市民活動の促進について意見を述べた。大谷氏は、財政難のため行政サービスが行き届かない中で、ボランティアにより市民生活が支えられていることを認識している。
「市民によるボトムアップのまちづくり活動を活性化するためには、環境整備が不可欠である」とし、具体的な施策として市民活動支援センターの設置を提案した。また、各団体が備品を貸し借りできる仕組みの必要性も指摘。
最後に、鷲宮西コミュニティセンターの可動椅子の段差について懸念を示した。段差が25センチあるため、転倒する危険があるとのこと。安全性を高めるために、段差を緩和する対策を求めた。今後、これらの提言にどのように応えるかが課題である。