久喜市議会では、平間益美氏が住宅リフォーム助成制度の創設を求めた。毎年の要望にもかかわらず、前市長からは理解のない回答が続いたが、新市長も耐震化補助に重点を置いていて、問題は解決されていない。
平間氏は、地域経済の活性化に寄与するためにこの制度の必要性を強調した。また、既存建築物の耐震補強に関する実績についても具体的に質疑した。平成30年度の相談件数、申し込み件数など、実績を把握することで、より多くの市民の声に応えるべきであると述べた。
続く議論では、教育関連の問題も浮上した。小中学校のブロック塀の安全性に対する疑問が提起され、文科省からの発表を受け市内の状況確認が求められた。市内の学校34校の安全確認について、進捗を見極める必要があるとの方針が示された。
さらに、昨年提案された危険なブロック塀に関する助成制度についても、実施が進んでいないことが指摘された。具体的な危険ブロック塀の個所数や、未対応の場所に対する補助金制度の実現について、平間氏は具体的な資料を基に市の対応を問うた。
また、体育館に冷房機設置の要望が強まっている。気象変動による気温上昇が授業に影響を及ぼしていることから、早期の対応が求められた。埼玉県や東京都他、他自治体の取り組みも紹介し、財政的な支援制度が現在利用可能であることを踏まえ、積極的に設置を進める必要性が訴えられた。
これらの議論は市民の生活に密接に関わる重要なテーマであるため、市当局には速やかな対応が期待される。特に、経済的な支援や安全対策に関わる決定は、多くの市民に影響を及ぼすため、慎重に進める必要がある。