久喜市議会における大谷和子氏の質問が注目を集めている。
大谷氏は桜田複合施設における子育て相談体制の整備を提案した。新たな商業施設の計画に関連して、子育て家庭への支援が不十分であると指摘した。
具体的には、妊娠期から子育て期にかけた相談機能の充実が必要だと強調した。有料の屋内遊び場とオープンラウンジに、気軽に相談できるスペースを設けることを提案し、地域の子育て問題の解決につなげる重要性を述べた。
次に、大谷氏は老朽化した学校施設の整備についても言及した。市内の多くの学校が30年以上経過し、老朽化対策が急務となっている。
特に、児童生徒数の減少に伴う学校施設の最適化を促進する必要があると語った。維持管理方法を見直し、予防保全を主とする計画的な対応を強めることが求められるとし、教育の質の向上へとつなげることが重要だとの考えを示した。
最後に、学校給食費についての質問が行われた。物価高騰に対する対策として、学校給食費の一部を公費で賄う施策がとられている。
大谷氏は、令和6年度の予算編成における教育委員会の考えを問うた。食材費の保護者負担が原則とされる中で、今後の負担軽減策について具体的な方向性が議論されることが鍵となるだろう。