久喜市の市議会では、地域の重要なインフラや公共サービスに関する質問が多く寄せられた。
特に、JR東鷲宮駅の西側入口における安全性確保と利便性向上が強調された。杉野 修氏は、駅のバリアフリー化が完了したものの、その後の雨水管理に問題があると指摘した。具体的には、駅のエントランス部分に雨水がたまり、利用者の通行に支障をきたす状況が続いている。この問題に対する改善策として、駅舎と屋根の隙間を塞ぐ方法や、地下道の床の傾斜を修正するなどの対策が提案された。市はこの問題を早急に検討する必要がある。
また、イオン東鷲宮店の撤退後、市民が期待する新公共施設についての詳細も求められた。杉野氏は、新施設の規模やサービス内容について具体的に説明するよう要求。特に、公共サービスが全市民に対して提供されることを重視し、交通アクセスの充実も重要なテーマとなっている。この新施設がどのように地域に貢献するかが注目される。
さらに、環境政策にも焦点が当てられ、公用車へのEV車導入の必要性が論じられた。久喜市が掲げる「ゼロカーボンシティ」の目標を達成するために、杉野氏は、地元の公用車が全てEV化されるよう計画的な導入を求めた。特に、他市の成功例を参考にしながら、具体的な導入計画を検討する必要があると指摘された。
最後に、マイナンバー保険証の導入問題も討論された。この政策に対して市民からの反発が多く、特に「従来型保険証を残すべき」との意見が多数示された。杉野氏は、国に対して市民の懸念を取り入れ、従来の保険証が使用可能であるよう手立てを講じるよう求める考えを強調した。今後の健康保険制度において、地域の声をどう反映させていくかが肝要となるだろう。