久喜市の議会では、田村栄子議員が市政に関する質問を行った。
特に注目すべきは、済生会栗橋病院の移転計画に関する議論である。移転は令和4年3月完成を目指しており、入院患者の移送にはさらなる時間がかかると述べた。さらに、秋谷病院への市の支援についても、重要な観点として捉えられている。
新型コロナウイルスの感染拡大に関しては、久喜市の感染者数が辛うじて増加している状況に対し、さらなる対策が求められている。田村氏は、無症状者のスクリーニング強化の必要性を訴え、東京都世田谷区の具体例を挙げた。PCR検査の拡充についても、これに応じた取り組みが重要であると強調した。
ワクチン接種に関しても問題提起がなされ、予約方法や余剰ワクチンの対応について、市民からの疑問や不安が寄せられている。特に、2回目の接種ができなかった人への対策や、ワクチンの種類の周知が求められている。
公共施設の感染症対策については、換気対策やウイルス除菌装置の導入が提案された。新型コロナウイルスの変異株に対する懸念から、施設の安全性を高めるための具体的な措置が掲げられた。
また、帰宅困難者への備えも重要なテーマであり、震災から10年を迎える中で、課題が浮かび上がっており、避難計画の見直しや新型コロナ対策を踏まえた効率的な対策が求められている。