令和4年2月の久喜市議会定例会では、新型コロナウイルス感染や災害時の対応、医療体制、そして地球温暖化対策についての議論が交わされた。
市内における新型コロナウイルスの急増は、オミクロン株の感染力が強いことに起因していると考えられる。
また、保育所や学校でのクラスター事例も確認され、市民には無症状者向けのPCR検査が薬局で受けられると案内されている。さらに、県は治療薬が医療機関で配分されていることを確認し、学校・医療機関での感染対応に努めていると述べられた。
続いて、災害に備えるための具体策についても語られた。
市では、避難情報の伝達手段として防災ラジオの導入を検討しており、緊急情報伝達の体制を強化する必要性が挙げられた。
観点として、地域の特性や人々の状況に応じた適切な情報提供が不可欠であり、特に高齢者や障がい者への配慮が求められるという意見が出た。
医療体制については、済生会栗橋病院の移転に伴う交通手段の確保に加え、秋谷病院開院に関する進捗状況が問われた。具体的な進展は未定のため、市は今後も通院が可能な環境について協議していくことを表明した。
さらに、久喜市の公共施設個別施設計画に関する議論もあった。
特に、現庁舎の利用を見直し、庁舎機能の拡充を図る必要性が強調された。市民からのサービス向上を期待されている中で、現庁舎の利用にあたる改善策が今後検討されるという。
地球温暖化対策においては、2020年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロを目指す目標が示されており、地域新電力会社の設立や公共施設への太陽光発電の導入に取り組む方針が述べられた。市民への啓発も重要視され、今後の取組に期待が寄せられている。