久喜市において、斉藤広子氏が市民サービスの向上に関する質問を行った。
特に、東鷲宮駅イオン跡地の「桜田複合施設」についての質問が注目を集めている。この複合施設は、コミュニティセンターや子育て支援施設、行政窓口を含む構成が予定されており、市民サービスを拡大することが目的だ。
斉藤氏は、行政窓口ではどのようなサービスが提供されるのか、オンライン相談窓口の設置についても確認した。さらに、地域包括支援センターの設置数やその役割についても言及した。現在、久喜市には5か所の地域包括支援センターが存在し、地域ごとに支援が必要な高齢者に対するサービスが強化される必要があると訴えた。
次に、読み書き支援の重要性についても触れた。近年の高齢化に伴い、視覚障がい者や視力が低下した人々への支援が求められている。久喜市では、2016年から読み書き支援員の講習会を開催しており、その活動状況と人数を明らかにすることが求められている。
また、障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法の施行を受けて、自治体として音声コードの普及を進めるべきとの意見も表明された。公的通知に音声コードを付け加えることで、情報のアクセスを容易にし、視覚障がい者への配慮が必要とされている。
さらに、久喜市ではAEDの設置状況についても質問が投げかけられた。公共施設内のAEDを屋外に設置することが提案され、アクセスの向上が求められている。特に、女性がAEDを使用する際のプライバシー問題にも言及し、傷病者のプライバシーを守るための表示方法の工夫が必要であるとの知見が示された。
図書館に関する質疑では、合併後の情報ニーズの増加に伴い、図書館の規模やサービスの充実についての検討が必要なことが指摘された。特に、移動図書館の活用や電子情報の利用推進がこれからの図書館に求められる。
最後に、弦代公園や沼井公園の利便性向上についても意見が交わされた。公園内に時計の設置を求める声が上がっており、市民の利用促進を図る必要性が強調された。これらの質問を通じて、久喜市の市民サービス向上に向けた具体的な取り組みが期待されている。