久喜市議会は令和3年12月9日に開かれ、障がい者の新型コロナワクチン接種に関する問題が重要な議題として取り上げられた。市内の障がい者施設に通う重度障がい者が医師に接種を断られたケースがあり、医療機関の対応に関する課題が浮き彫りとなった。
当局によると、この問題については障がい者福祉課と新型コロナウイルスワクチン対策課が連携し、医療機関との調整を進めているとのこと。今回のケースに関する事実確認も行われており、今後の対応策が求められている。
また、通所・入所の障がい者施設で希望する障がい者が接種できているか、接種できていない障がい者がいないかを確認する調査の必要性も議論された。市は今後、受診希望者への医療機関紹介など支援体制を強化する方針を示した。
次に、久喜市交通安全対策計画についても意見が交わされた。市では、交通安全計画を令和3年度中に新たに策定する予定だが、その進捗率や過去の施策の効果が問われる声もあがった。特に、青葉5丁目地域においては、消えかけた交通標識が多数あり、早急な補修を求める声が強い。
この地域における交通安全対策として、緊急性の高い事情が認められた場合、速やかに対応する意向は示されたものの、膨大な修繕費が必要な状況のため、計画的な補修がどのように進められるのかが課題となった。特に、交通標識の補修予算が大幅に削減されている状況も指摘された。
最後に、久喜宮代清掃センターの跡地利用についての議論も行われ、衛生組合との協議が重要であることが確認された。今後の協議内容やスケジュールについての詳細も求められ、早急な対応が期待される。
このように多くの課題が浮かび上がり、特に障がい者のワクチン接種に関する問題や交通安全対策への議論は、住民の安全と健康を守るために重要なテーマとして受け止められている。市は引き続き、市民の意見を反映し、対策を進めていく方針を示した。