令和5年11月28日の久喜市議会定例会が開かれ、市長提出の多くの議案が上程された。
議長の上條哲弘議員は、全議員の出席を確認し、開会を宣言した。
本会議の議事は、会議録署名議員の指名や会議期間の決定から始まる。今定例会では、市長提出の議案として21件、市の報告が2件提案されている。
本日は特に、議案第52号に関する質疑が多く交わされた。
議案第52号は「器物破損事故による損害賠償の額を定めること」に関するものである。
この事故は令和5年8月に発生し、市の公用車が相手車両と接触する形での事故である。市の職員に対する損傷があり、相手方への賠償金が59万5,640円であり、相手も全損であったとのことだ。市の職員は打撲で復帰したが、労災申請はまだされていないという。
質疑において、議員はこの件に関して慎重に説明を求め、特に労災について心配の声が上がった。市長(梅田修一)は、労災に関しては一応適用されるが、申請するのかは本人次第という。労災の理解度が欠けていたかもしれないが、今後促していくとの考えを示した。
また、行政視察に関する報告も行われ、各委員会の報告が続いた。本会議では各地域の事例を参考にした報告が進められた。特に、福祉に関する取り組みが活発であり、今後の市の施策に活かしていく意向が示された。これからの議会運営においても、住民の福祉向上に寄与するための方針が重要である。
新たに提案された補正予算についても言及され、公共施設の整備や保険拡充に関する議案は、市民生活に大きく関連するものであると強調された。会議は、質疑応答や討論を経て、次回の日程報告に移った。
最後に、議長は次会の日程を告知し、議員らには定刻通りの参加を促して会議を閉じた。その後、議員たちはそれぞれの関心事項について意見を交換しながら散会した。