久喜市の議会において、杉野修氏が市道の防犯灯設置や市役所の長寿命化、駅の地下道の漏水問題について伺った。
特に防犯灯については、鷲宮地域の市道では約2キロメートルの間に防犯灯が1カ所しかないとのこと。杉野氏は、この状況が市民の安全に関わる問題であると強調した。「周辺には住宅があり、朝夕には市民がジョギングや散歩をしているため、防犯灯は必要不可欠であり、早急な設置を求める」と述べた。
また、公共施設の長寿命化に関して、杉野氏は市役所の建物について「予防保全を軸にして、計画的に継続使用を図るべき」と訴えた。市側は整備計画を示しているものの、杉野氏は「市役所の中性化試験に対する答弁が不自然であり、再調査を求める」と発言した。
さらに、東鷲宮駅の地下道に関する漏水問題についても質問があった。「工事後に漏水事故が発生し、利用者からは不安の声が上がっている」と述べ、原因調査と施工業者の責任について厳しく追及した。
加えて、杉野氏は市職員の生理休暇申請についても提起した。「生理に影響を受けている職員が不調を抱えながら勤務している」との指摘し、職場環境の改善を強く求めた。特に「生理休暇を申請しやすい職場を作るために、市の取り組みを具体的に示してほしい」と述べた。
このような多岐にわたる質問から、今後、久喜市が市民の安全や職員の職場環境に対してどう対応していくのか注目が集まる。