令和4年11月29日、久喜市議会が令和4年11月定例会議を開議した。
今定例会では、議事日程の確認後に会議録署名議員が指名された。さらに、議会運営委員会の委員長、新井兼議員が会議期間を決定した。
会議は11月29日から12月23日までの25日間とされ、市長提出の議案16件と報告1件が日程に追加された。特に、市長提出議案には補正予算案が含まれており、「令和4年度久喜市一般会計補正予算(第9号)」の歳入歳出それぞれ7億3,379万6,000円の追加が提案された。
議案第75号から第90号についての提案理由が市長の口から説明され、特に「令和4年度久喜市国民健康保険特別会計補正予算」及び「令和4年度久喜市介護保険特別会計補正予算」では、それぞれの歳入歳出を見直し、調整する内容が強調された。市民部長の小澤敦子氏は、国民健康保険特別会計の補正について詳細に報告した。
市内の福祉環境改善に向けた視察報告が行われ、建設上下水道常任委員会の成田ルミ子委員長が市外での行政視察を通じて学んだ内容が共有された。様々な地域での取り組みが市の施策に役立つと期待されている。また、総務財政市民常任委員会及び教育環境常任委員会もそれぞれ視察研修を行っており、その成果が報告された。
行政視察では、他市の優れた事例が紹介され、その中で特に印象的だったのは、公共施設の再配置や地域貢献の観点からの市民参加型施策であった。これは、久喜市の今後の政策形成に重要な示唆を与えたことが評価されている。
今後のスケジュールとして、次回は12月5日に市政に対する質問が行われる予定である。議員は定刻通りの参加を求められ、活発な議論が期待される。会議終了の後、議長の柿沼繁男議員が散会を宣告し、15時55分に本日の会議は終了した。