久喜市議会では、井上 忠昭氏が市政に関する質問を行った。
済生会栗橋病院移転問題は大きなテーマとして取り上げられた。井上氏は、済生会栗橋病院の動向及び、久喜市との協議状況について問うた。特に、跡地利用の進展に注目し、医療継続の対応策についても言及した。加えて、加須病院開院までの時間が限られている中で、期限設定の重要性と選択肢をシミュレーションする必要性を強調した。
また、市内の各団体への補助金の扱いについても触れた。コロナ禍の影響を受けた多くの団体が恒例イベントを中止せざるを得なかったため、補助金の返還問題に対する市の対応が不明確であったことに懸念を示した。基準の不透明さが団体間の不公平に繋がるのではないかとの懸念も述べられた。
教育関連の質問では、特に保健室のダニ対策や、学校備品の処分についての現状確認を求めた。井上氏は、学校薬剤師の役割や、校内でのダニ対策の実施状況についても詳細に尋ねた。加えて、PTAの現状に対し、学校側だけの理解にとどまらず、市や教育委員会も当事者として協議すべきだとの姿勢を示した。
最後に道路の危険性についての認識を問うた。特に、市道久喜208号線では、中高生の通学路としての危険度が増している現状を指摘し、交通指導員配置の必要性を訴えた。さらに、地域の清久工業団地内の市道に関する危険性について、市民の意見を反映し、早急な調整を求める姿勢を示した。