久喜市の成田ルミ子市議は、久喜提燈祭りを市のシティプロモーションの中心に据える重要性を強調した。
成田市議は新型コロナウイルスの影響の中でも、久喜市祭典委員会が祭りの火を守ってきたと評価し、これからの取り組みについて提言を行った。
まず、久喜提燈祭りが市のシティプロモーションの中心となるかどうかの考えを問うた。「久喜提燈祭りを通じて商工と観光が結びつく機会が増えている」と述べ、市としてもその活動を推進するべきだと訴えた。さらに、彼女は商工観光に焦点を当てた久喜ブランド推進課の役割についても問及し、具体的な展望を求めた。
加えて、令和5年度に向けた祭り開催について、市の積極的な働きかけが必要であるとの見解を示した。成田市議は「久喜市祭典委員会との協議を拡大し、観光協会との連携強化が不可欠」と強調した。また、祭り支える商店の衰退を危惧し、頻繁に市の関与を求める声を挙げた。
さらには、「ふるさと納税を利用した観覧席の提供」を提案し、地域社会の支えをもとに、久喜提燈祭りをもっと広めていく必要性を訴えた。「もっと積極的に市民が祭りを体感できる事例を作ることが重要」と伝え、市の取り組みが期待されると述べた。
次に、いちょう通りの信号機設置について言及した。成田市議は「ひまわり保育園の通園ルートとしての安全性への配慮が必要」と主張し、信号設置要望が継続中であるか確認を求めた。事故発生時の状況把握や、信号機が設置できない場合の対策についても言及。
最後に、久喜駅東口ロータリーのトイレ問題を挙げ、利用者からの洋式化の要望を根拠に改修案を提案した。「和式トイレでは便の管理も難しい」とし、明るく清潔なトイレへの改修の必要性を説いた。成田市議は、地域の声を具体的な政策に反映させることの重要性を訴え続ける姿勢を示した。