久喜市議会では、平間益美氏が幼児と児童・生徒のインフルエンザ予防接種に関する補助金について質問した。
埼玉県は高齢者に対して助成制度を設け、接種料金を負担しているが、幼児・児童に対する公的援助は未発表である。平間氏は、ここで感染が広がった場合の影響が大きく、学級閉鎖などの懸念を示した。さらに、同氏は市独自の支援策としてインフルエンザ予防接種に対する補助金が必要であると強調し、県に公的支援を求めた。
平間氏は、まず市内におけるインフルエンザ予防接種の料金を伺い、続いて年齢別の対象者数を尋ねた。今年度の接種状況や昨年度の接種人数に関しても情報を求めた。特に公的支援がなされていない点に対し、他の自治体の助成制度の導入も考慮すべきとの立場を示した。
次に、公共交通の運賃値上げに関して意見を述べ、値上げ決定が市民に与える影響に不安を抱く声が聞かれた。平間氏は、運賃の値上げが利用者の負担を増加させ、地域の交通利用を減少させる可能性があるとの見解を示した。市の方針について、公共交通の在り方を再検討すべきだと主張し、他の選択肢を提示するよう求めた。
また、住宅リフォーム助成制度の創設について、地域経済における重要性を訴えた。市の助成金交付事業が利用されていない原因を分析し、効果的な制度の立ち上げを問う形となった。さらに、県の制度に頼るだけでは不十分であり、市独自の制度創設が急務であるとの意見を述べた。
最後に、久喜市公契約条例の制定についての要望も挙がった。設計労務単価の引き上げが下請け労働者まで波及しない問題を指摘し、市がその責任をもって取り組むべきだと主張した。公契約条例の制定が各地で実施されていることを踏まえ、久喜市も必要性を認識すべきとの結論であった。