久喜市における重要な課題が、議会で取り上げられた。
特に生活保護受給者や低所得者世帯に対するエアコン購入補助が議題となった。
平間 益美議員が、エアコン設置に関する過去の条件について説明し、生活保護を受けている世帯への支援を強く訴えた。厚生労働省は2018年4月以降の新規受給者に対し、熱中症のリスクがある高齢者や障がい者にエアコン購入費を支給しているが、それ以前の受給者には適用されないため、生活費のやりくりが困難な場合が多いという。
また、酷暑に晒される時期に全ての生活保護受給者及び低所得世帯に対し、エアコン設置費用を支給すべきとの意見も出た。これに関連し、電気代が負担となりエアコンを使用できない高齢者世帯の現状についても言及があった。平間議員は、エアコン購入の費用補助と、生活保護世帯への夏季加算を新たに設けることを求めた。
次に、個別施設計画に基づく集会所の譲渡または除却に関する地元との話し合いやその進捗状況についても質問があった。特に、各集会所に関する具体的な進展の詳細を求める声が上がった。平間議員は地域住民との連携を重視し、集会所の運営を市が引き続き行うべきという立場を表明した。
さらに、コロナ禍における選挙の在り方についても懸念が示された。特に、指定の医療施設での投票や不在者投票の扱いに関し、選挙管理委員会に適切な対策を求める質問が相次いだ。病院内での不在者投票や自宅療養者への郵送投票の利用促進が課題となり、高齢者対策などの具体策も検討される必要があるとの見解が示された。
最後に、食物アレルギーを持つ子どもたちがコロナに感染した場合の支援についても取り上げられた。体調を崩しやすい状況の中で、特に家族全員が自宅で療養中の感染者への支援策を確認する必要がある。
久喜市において、感染者数が増加していることを踏まえ、特に食物アレルギーを持つ幼児・児童に対する細やかな配慮が求められている。