久喜市の教育政策に関する重要な議論が行われた。
平間 益美氏は、市立小・中学校の大規模改造計画について質問した。特に全ての小中学校トイレの洋式化が早急に求められてきた事に触れた。梅田市長のもとで突然示された大規模改造計画は、進捗状況が遅れているとされる。これに対し平間氏は具体的な実施年度などを質問。教育委員会が「全ての子どもたちにチャンスのある教育環境」を具現化すべく大規模改造計画を示していたが、詳細の報告は受けていない。
また、GIGAスクールの計画についても言及があった。新型コロナウイルスの影響で学校が休校となり、オンライン学習へ移行する必要があった。久喜市でもこれに先駆けて対応したが、タブレットなど機材不足の問題が発生している。平間氏は、今後の計画や導入スケジュール、教員の研修についての考え方を求めた。
視覚障がい者支援も重要な議題に上がった。コロナの影響で視覚障がい者が困難に直面しているとされ、様々な支援策が求められている。平間氏は、視覚障がい者の人数やガイドヘルパーを必要とする人数、各種支援策に対する周知方法について確認した。
最後に、小・中学校の再開に向けての影響も話題となった。6月15日からの通常授業再開に向け、感染防止策としてクラスの人数を減らす必要性が指摘された。久喜市では他市に見習い、給食費の無償化を進めるべきだとする声も上がっており、具体的にどのような支援が講じられるのかが今後の課題とされている。教育環境の整備、支援策の周知と適応は急務であり、持続的な対応が期待される。
これらの問題に対し、今後の久喜市の具体的な方針と運営が問われている。