久喜市議会において、杉野修議員が幾つかの重要な質問を議題に挙げた。
特に市道鷲宮20号線の凹凸に関する問題が強調され、車両の安全に影響を及ぼすという危険性が指摘された。杉野議員は「経年の車両通行の中で凹凸が大きくなっている」と述べ、単純な補修ではなく「理由の特定」を求めるべきだと提案した。具体的な調査が必要であり、必要な補修計画を立てるよう求めた。
また、学校給食費の無償化に向けた動きも重要な議題であった。杉野議員は「1万人の声が請願に託された」とし、特に少子化対策としての意義について触れた。千葉県の熊谷知事が強調した「学校給食費の全国一律無償化」が大きな流れの一つである。杉野議員は久喜市もこの流れに乗らないと自治体間競争に遅れをとることになると危惧している。
さらには、坂戸市が発表した給食費相当額の補助についても言及され、「本市の対象者は坂戸市と同様の内容を目指しているのか」と質問がなされた。これに対し、市は具体的な方針を示す必要があるとの意見が相次いだ。
その上で、杉野議員は児童生徒の安全を最優先に、校舎の修繕についても言及した。久喜東中や久喜東小の校舎外壁の落下事故が続いている現状に対し、緊急要望書が提出されたことが強調された。その内容には、落下防止措置や、全校の非破壊検査を求める項目が含まれており、市の対応が注目されている。
最後に、鷲宮東コミュニティセンターの継続使用方針を求める声も挙がった。市民からの請願が提出され、住民の生活の一部として重要な役割を果たしていると強調された。今後、親しみのある施設の機能を維持するため、市の考えが求められる。
以上の議論から、久喜市の自治体間競争は、教育や市民サービスの質が鍵となると考えられている。今後の対応や施策に対する市民の目が集まっていることは間違いない。