久喜市議会では、大橋きよみ市議によって市政に関する質問が行われた。特に、久喜市の産後ケアについての提言が注目を集めている。
大橋市議は、最近成立した「母子保健法の一部を改正する法律」に基づき、近年の核家族化や晩婚化による母親の育児に対する不安や孤立感について言及した。具体的には、産後ケア事業の充実を図ることが、安心して子どもを産み育てる環境の創出につながり、少子化対策にも寄与すると指摘している。
また、産後ケア事業では久喜市での年間利用者数の確認を求めたほか、対象年齢の引き上げを主張した。これに対し、市は現行の対象を4カ月未満から1年未満に見直す必要があるとの見解を示すべきである。
さらに、ホームスタートという先輩ママによるボランティア活動についても言及し、過去3年間の利用者数と周知方法の確認を求めた。この取り組みは、家族や地域コミュニティの支援を強化し、育児の心理的負担を軽減することを狙っている。
小規模公園の活用に関しても提案があり、地域住民との意見交換を通じて公園のリニューアルを進めることが求められている。大橋市議は、ラジオ体操を小規模公園で行うなどの地域コミュニティの活性化の必要性を訴えた。
また、公園におけるトイレの管理についても、豊島区の事例を挙げ、久喜市でも綺麗なトイレを維持する努力が必要だと指摘した。
スーパーマルサン久喜店の駐車場近くの水路や市道についても、流れの悪さからくる危険性を訴え、早急な対応を求めている。交通安全や地域住民の快適な生活のために、これらの問題解決に向けた取組が求められる。