久喜市議会の定例会では、主に医療や市民生活に影響を与える重要な議題について議論が行われた。
まず、新久喜総合病院に関連する議論では、救急医療や地域医療への貢献が強調された。市長の梅田修一氏は、新久喜総合病院が24時間体制で救急医療を担い、地域の健康を守ることに強い期待を寄せていると述べた。また、病院が社会医療法人化されたことにより、さらなる地域医療の充実が求められる中、今後の方向性も重要であると認識されている。
次に、女性に関連する生理の貧困についての取り組みが発表された。福祉部長の戸ヶ崎利夫氏は、生理用品の無償提供を今年度補正予算に盛り込んだことを報告し、必要な市民に支援を行う考えを示した。さらに、こうした取り組みを日常化する方針も今後検討していきたいと強調した。
また、学校給食費の公会計化に関する質問も行われた。教育長の野原隆氏は、学校給食費の徴収業務を教育委員会が担うことで、教員の負担軽減や利便性向上が期待できると述べ、具体的な実施に向けた検討を進める意向を示した。