久喜市での新型コロナウイルスワクチン接種に関する議論が注目されている。特に初日の接種予約で混乱が生じた点が焦点となった。成田ルミ子議員は市内でのワクチン供給状況について厳しい指摘を行った。
成田議員は埼玉県の高齢者ワクチン分配について質問した。久喜市への分配は僅か7箱で、加須市は45箱、幸手市は供給数が0箱ながら合計30箱であると説明。人口比では久喜市に比べ加須市は有利な状況にあり、議員は「他市と比べ明らかに供給が少ない」と指摘した。
また、第7クールで予約受付が行われたが、429歳から84歳のワクチン予約数は少なく、混雑の原因にもなったと成田議員は述べた。実際、予約倍率は4倍を超え、予約ができなかった人々の対応について市は明確な方針を示すべきだという意見も表明された。」
成田議員は次に予約時の電話がつながらない現状を挙げ、ネットのサポートデスクを設ける必要性を指摘した。市役所の電話も混雑し、適切な対策が求められている。加えて、市内での集団接種の有効性についても言及し、さらに国や県との連携を強化する考えを促した。
続いて、コロナ禍における子どもたちの体力維持についても問題提起があった。成田議員は運動不足により身体的及び精神的健康が脅かされていると指摘。子ども向けの運動プログラムの必要を強調し、デジタル化した活動が有効とされる中での対策が求められている。
学校健診や成人歯科健診の実施状況に関する議論も行われた。コロナ禍における健診の実施や、要治療児童への適切な対応についての情報も求められ、市は今後の取り組みに尽力する重要性が確認された。市の保健政策の現状と課題を見極め、改善に向けた努力が期待される。