久喜市における防災や教育等の重要課題に関する議論が行われた。
発言者の園部茂雄氏は、民間との防災協定の締結を推進すべきとの意見を強調した。台風19号の経験を踏まえ、さまざまな企業や団体との協定を結ぶ重要性が浮き彫りとなった。
具体的には、台風19号における災害協定を結んでいる団体や企業との連携事例、避難場所として利用可能な民間施設の確認を求めた。さらに、立体駐車場を持つ商業施設との協定を結び、車中泊等の一時避難を可能にする事案や、コンビニエンスストアとの物資提供についても言及する。
その上で、バス会社や宿泊施設との協定など、多岐にわたる連携の必要性を訴えた。こうした取り組みにより、さらなる災害時対応の強化が期待できる。
また、プログラミング教育の充実に関しても発言があった。園部氏は、2020年度からの小学校プログラミング教育の全面実施に向けた取り組みについて民間企業との連携協定により進めていくべきと述べた。特に、最近設定された「未来の学びプログラミング教育推進月間」において、17社の民間企業・団体と共に特別授業や教材配信を行っている。
さらに、中央公民館の駐車場における防犯カメラの設置の必要性も取り上げられた。利用者数に対する駐車場の不足状況が続く中、当て逃げ事故等の危惧から防犯カメラ設置を早急に行うよう求めた。
併せて、市内小中学校の高木の管理についても意見があり、倒木による危険性を考慮した定期的な樹木診断や剪定が必要であるとの指摘がなされた。高木に関する苦情や相談も視野に入れた適正な管理体制が求められる。
このように、久喜市は様々な課題に対し、民間との連携強化や教育の充実を目指して取り組んでいる。防災、教育、防犯といった分野での活動が市民の安全と暮らしの向上に寄与することが期待されている。