久喜市において、田中勝議員が集落内や圃場の環境問題に関する一連の質問を掲げ、改善の進捗状況を問うた。
特に河原井川棚地区における不法残土問題は、旧菖蒲町議会でも数度取り上げられたが、未だ解決の糸口が見えないという。
田中氏は、今後の対応にあたり、地域や県との協力が不可欠であると強調した。
また河原井地区での耕作放棄の状況にも言及し、高齢化や担い手不足により、農地が放棄されている実態を説明。これらは地域の維持に直結する重要な課題であり、行政の指導が求められていると訴えた。
さらに、塚田地区での用水路際の篠竹の繁茂と、ビニールハウスの利用状況も議題に上がった。
田中氏は、耕作放棄や農地の管理不足が地域への影響を及ぼすとして、対策の模索を促した。
新ごみ処理施設に関しては、環境への影響についても懸念を示した。
現在の計画では、プラスチックを分別せずに焼却し発電に回す方針があるが、これは環境問題と矛盾するとの意見も挙がっている。田中氏は市民と環境保全の観点から、事柄を進める慎重な姿勢が必要だと述べた。
この議論は新たな施策や方針を制定する上で重要なものと言える。今後、それぞれの分野において具体的な対策と進捗が期待される。