令和5年3月7日、久喜市議会は令和4年度の予算案に関する審議を行った。
まず、市民生活に影響する事項として最も注目されたのは、新型コロナウイルス感染症への対応策だった。
市民部長の小澤敦子氏は、「物価高騰の情勢に対して、経済状況を見極めつつ支援策を強化していく」と述べた。
サービスの維持に向け、特に低所得者層へのアプローチが強調された。
また、フルマラソン大会の開催についても市長が言及した。市長の梅田修一氏は、「フルマラソンは地域の活性化に欠かせない」と強調し、次年度からの実施を目指した。だが、延期可能性も示唆され、「市民のニーズを丁寧に聞く場を設けていく必要がある」と述べた。
スポーツ振興に関しても取り上げられ、スポーツ活性化事業費が計上される中で、スポーツ団体からの意見を今後も収集していく方針を示した。
「市民の健康を支えるため、スポーツの重要性を再認識する必要がある」と力強く語った。
さらに、久喜市の公民館事業についても審議され、コミュニティセンターへの移行が進められる中で、施設の活用法や利用者ニーズへの対応が求められた。市民からの積極的な意見交換を通じて、全体の運営を円滑に進めていく考えだ。
障がい者雇用最近の取り組みも評価され、「職場環境の整備をさらに進める」との見解が示された。特に合理的配慮やジョブコーチ制度の活用が重要であると指摘され、今後も関係団体と連携した取組み強化が求められた。
衛生費の項目では公的病院への補助金が示され、透明性担保のために、補助金の支給要件と適切性が確認された。市は持続可能な運営を目指し、様々な施策を盛り込む意向だ。
結論として、議会での質疑を経て、市民の意見に基づいた柔軟な対応や、地域活性化に繋がる施策に対する期待が高まった。市は、経済的効果を意識しながら、今後もさらなる充実を図っていく必要性が強調されている。