久喜市議会の令和元年9月定例会が9月10日に開かれた。この会議では、主に市政のさまざまな問題について議員が質問を行った。まず、平沢健一郎議員は、小林調節池事業や附廻堀悪水路のつけかえ工事について、久喜市がいかにして市民との合意形成を図っているかを問いただした。また、本多静六記念市民の森・緑の公園の整備スケジュールや健康都市宣言に基づく取り組みについても具体的な質問を行った。
その後、あおば保育園の公募についても注目が集まった。川辺美信議員は、公募に対する応募がゼロ件だったこと,その原因分析と同園の存続の重要性について言及した。公募条件の見直しや、待機児童の問題にも触れ、Councilが市民に対する責任を果たすべきだと強調した。さらに、児童虐待防止策においても、早期発見と支援の充実が必須であると訴えた。
議長からは、次の会議日程として9月12日の予定を報告し、過去に話題となった交通安全策については他の議員からも意見が寄せられた。岡崎克巳議員は、外側線や横断歩道の消失について、庁内での調査を求め、警察との協力関係を築く重要性を説いた。さらに、公共交通の整備及び改善についても意見が交わされ、今後の施策についての具体的な方向性が必要であることが示された。
この会議では、表向きの施策や期待だけではなく、具体的な実行計画の重要性が各議員から指摘され、その中で市長のリーダーシップが求められる声が多く上がった。