市政に関する質問が行われた。盛永圭子氏が、安心安全な通学路と学校給食の地産地消について質疑した。
最初に、通学路の安全性について議論が展開された。今年6月28日、八街市立朝陽小学校の下校途中にトラックが突っ込み、児童5人が巻き込まれた事故が発生した。運転手からはアルコールが検出され、事故後に防護柵や白線が整備されたとされる。しかし、栢間小学校前の通学路の危険性は依然として残る。盛永氏は、「この事故を受けて国から指示があったと思うが、当市の点検結果はどうか」と質問した。
また、通学路の点検を実施した結果、危険部分への対応策についても尋ねた。さらに「ゾーン30を設置することを要望したが、受け入れられなかった。市は警察に再度要望しているのか。」との発言もあり、市の対応を追及した。盛永氏は、「今の行政は事故があった後に動いている。危険個所を指摘される前に、しっかりと検証すべきではないか」と訴えた。
次に、学校給食の地産地消について質問が行われた。新たに始動する学校給食センターに関連し、盛永氏は「食材はどのように地産地消を進めるのか、具体的に考えている食材は何か」と問いかけた。地産地消の割合についてや、食材の調達ルートに関する具体的な方針も確認した。また、「地元の農家の生産物で賄えるか」との質問もあり、地域との連携の重要性が示唆された。
最後にシルバー人材センターの運営状況についても発言した。各地区の登録状況に言及し、登録人数や男女差、年齢層のデータを求めた。その上で、各地区の人材を一か所にまとめた理由を問うと共に、一か所にまとめたことへの会員からの不満の有無についても注意を促した。盛永氏の質問は、市全体の福祉と教育に関する重要な視点を提供している。