久喜市議会は市政に関する重要な質問を受けた。特に、新型コロナウイルス感染者への対応と生活道路・通学路の安全対策が焦点となった。
成田ルミ子市議は新型コロナウイルスに関する自宅療養の状況について具体的な質問を投げかけた。現在、久喜市では183人の陽性者がおり、その内訳は入院12人、宿泊療養24人、自宅療養が147人である。自宅療養者に対する支援が果たして行き届いているか、特に健康観察や食事の配達について確認した。
具体的には、成田氏は自宅療養の手引きに基づく健康観察の電話連絡が全員に行われているかを問うた。加えて、療養に関して必要なパルスオキシメーターの配布状況や自宅療養中の食事サービスについても話題に上った。市が実施する配食サービスの現状についても質問があり、迅速な応答が求められている。
さらに、生活道路の安全対策に関しても言及された。南2丁目から南1丁目の道路の危険性が指摘されており、高齢者や子どもたちの通行を考慮した安全確保のための対策が必要であると強調された。この部分では、特に跨線橋下の環境改善や交通ルールの明確化が急務であるとされている。
また、通学路の安全面でも具体的な提案がなされ、久喜東3丁目周辺の道路利用に関する要望が市に寄せられた。これに対して、通学路の段差解消やカラー塗装を利用した注意喚起の導入が求められた。
安全対策の兆しが見えるものの、依然として課題が残っている状態である。特に子どもたちにとって安全な通学環境を整えることが急務であり、今後の取り組みが望まれる。市議会での発言を受け、早急な対応が期待されている。