久喜市における健康とスポーツの取り組みが注目を集めている。
市は「健幸・スポーツ都市」宣言後、庁内にプロジェクトチームを結成し、関連事業の検討を進めている。今後の主要事業計画の取りまとめに向けて、令和2年度には長期計画を策定し、令和3年度から具体的な展開を予定している。市民の健康増進に向けたソフト面と、スポーツ施設の整備に関するハード面の取り組みが鍵となる。
ソフト面では、健康・子ども未来部と福祉部が主導し、市民の健康を推進している。宮﨑利造氏は、「今後の展開をどのように考えているか」と問いかけ、市民の健康意識向上に向けた具体的な施策の展開が期待される。
一方、ハード面としては教育部と建設部がスポーツ施設の充実を図っている。特に高齢者が地域で活動しやすい環境を整備する重要性を強調し、施設整備の進展が求められている。
さらに、農業振興の観点からも議論が展開された。市は農業を基幹産業と位置づけ、「農業の6次産業化」や観光農園の整備を進める考えを示している。これに対し、宮﨑氏は具体的な進行状況を質問した。
現状としては、ジャムやみそなどの加工販売、苺や梨、すももなどを利用した観光農園の整備が進められている。これにより地域の農業支援と観光の振興が期待されている。