久喜市の川辺美信市議が公共施設や新型コロナウイルス対策に関連した質問を提出した。
特に「久喜市公共施設個別施設計画の改訂について」は、重要なアジェンダとなった。川辺氏は市民サービスが低下しないことを求め、計画改訂に際しての市民の意見を可能にするパブリックコメントの募集を提案した。
川辺氏は、10月に行われた「第1回久喜市公共施設個別施設計画検討委員会」における今後のスケジュールを問うた。市における公共施設の見直しは、地域のサービス内容に直接影響を及ぼすため、市民の理解と協力が不可欠であるとの認識が浮き彫りとなる。川辺氏はさらに、公共施設の改訂に伴う具体的な計画の一部見直しがなされることを期待している。
また、川辺氏は新総合複合施設の建設取りやめに関する経緯を問うて、新庁舎の建設についても慎重な進め方を求めた。これに対して市側は、本庁舎の機能集約と併せ、子育て支援や保健センターの機能をどう整備するかを検討していると回答した。
新型コロナウイルスワクチン接種に関する質問も行われ、川辺氏はアナフィラキシーショックの対応体制の確認を求めた。特に厚生労働省からの指示に基づき、接種会場における緊急時の体制確認が重要であると述べた。
自宅療養者支援については、「覚書」の終了が早すぎるとの意見が出て、引き続きサポートを行う必要性を訴えた。特に第8波の影響により感染者数が増加する中、地域の支援体制の見直しが求められる。また、特例貸付制度についても、返済免除の要件拡大が必要であるとした。このような取り組みは、住民の生活再建を助けるためのものであり、今後の施策に影響を及ぼすことが期待される。