久喜市において、家族介護者や高齢者虐待、地域安全活動、コロナ後遺症対策に関する議論が行われた。
宮崎亜希氏は、家族介護者へのサポートが重要であると強調。特に認知症患者に対する介護が、心身に深刻な影響を及ぼすことから、行政の支援が急務であると訴えた。オレンジカフェの参加者数が少なく、開催内容の見直しが必要との意見もあった。さらに、物忘れ相談の参加者が限られている現状を受け、電話相談に切り替える提案もなされた。
次に、高齢者虐待の現状が報告され、厚生労働省からのデータによれば、年々の増加傾向が見られるという。宮崎氏は、虐待防止に向けた啓発活動の具体策を求め、広報活動の重要性を訴えた。また、情報提供の必要性についても言及し、埼玉県の虐待通報ダイヤルの案内を掲載することを提案した。
一方、令和2年から開始されたランニングパトロール隊についても議論された。市は参加者を増やし、地域の安全活動を活発化させる必要性を認識。並行して、活動結果の把握や、見守り活動を効率的に行うための工夫を求める声が上がった。
最後に、新型コロナウイルス感染症の後遺症に対する対応も議題に。多くの患者が長期的な後遺症に苦しんでいるとの実情を踏まえ、相談窓口の情報を明確にする必要性が指摘された。宮崎氏は、リーフレットの作成を提案し、周知活動が急務であるとの意見を述べた。