久喜市議会の令和3年6月定例会が、6月18日に開催された。この日は出席議員27名と市長関係の事務局職員が出席し、活発な質疑が行われた。
最初に行われたのは、市長提出議案に対する質疑である。
議案第50号に対して、渡辺昌代議員が質疑を行い、その内容は久喜市税条例等の改正や電磁的方法による申告書の提出に関するものであった。民主党議員による電磁的手続きの普及を目的として、適切な周知が求められた。
続いて、猪股和雄議員は一般会計補正予算の質疑に入り、今年度の新型コロナウイルス対策に関連する項目について詳細な説明を求めた。特に経済的支援を必要とする市民への生活困窮対応策について、担当部長の説明を求める場面が見受けられた。猪股議員は、進行中のフードパントリーの活用についても触れ、より多くの支援が求められると指摘した。
また、街道整備事業に関しては、川辺美信議員が杉戸町との協議進捗について質疑した。道の整備に関わる橋の工事や、地域住民との協力による事業推進の必要性を強調し、今後のスケジュールについて質疑を行った。
続いて行われた報告事項においては、報告第11号として昨年度の工事請負契約変更の報告があり、教育部長は必要な手続きミスについて謝罪した。それと同時に、再発防止策としてマニュアル改訂や職員教育の徹底を行う必要性が訴えられた。再発防止には横のコミュニケーション強化が重要であるとの意見に賛同が集まった。
この他、様々な議員からの質問に対しても、担当者が細かく答弁をし、議会は本日も活発な質疑応答が繰り広げられ、議論は重要な案件に対して鋭いものであった。市民の知的好奇心や教育的期待に応えるためにも、今後とも引き続き良好な行政運営が求められる。議会は次回6月30日に開催される。