久喜市での市政に関する質問が行われた。
この会議では、大きく三つのテーマが取り上げられた。ひとつは、GIGAスクール構想に関するものである。平沢健一郎氏は、各児童生徒に情報端末を一台ずつ提供することや、通信ネットワークが整備されることを強調した。この構想により、学習記録がクラウド上に保存されることで、個別最適化された学びが可能になるという。ただし、県のICT教育の遅れから、久喜市教育委員会は独自にアカウントを発行せざるを得なかったとのことだ。
平沢氏は、埼玉県が新たに発行する児童生徒用ドメインについても言及し、その内容や久喜市教育委員会での取り扱いに関する課題を問いかけた。さらに、急速に進む環境整備において、教職員やデジタル教材の体制がどのようになっているのかを確認した。
次に、ブルーフェスティバルとあやめ・ラベンダーの関連整備事業について議論が行われた。平沢氏は、新型コロナウイルスの影響でブルーフェスティバルが中止されたことに触れ、今後のあやめとラベンダーの管理方針を尋ねた。特に、影響を受けたラベンダーの管理方法についての詳細が求められた。
また、昨年度に計画されていた附廻堀沿いの花植栽プロジェクトがどのようになっているのか、さらには菖蒲総合支所庁舎前のラベンダーの植え替え状況についても質問があった。これらの取り組みが来年のフェスティバルに向けての適正な管理につながるかどうかが注目される。
最後に、コロナ禍における久喜市の情報配信についての段階的な問いかけがあった。平沢氏は、8月24日現在の市内感染者数32名について触れ、感染後の経緯や感染者の回復、死亡者数についての情報が市民に提供されているのかを確認した。