樋ノ口地内で発生した農業用排水路の転落事故に関し、園部茂雄議員が安全管理の強化を市に求めている。
議員は、農林水産省の調査によれば、この手引きに従っても過去の事故件数が多いことを示した。「市は事故の検証を行い、再発防止策を講じる責任がある」と指摘。具体的には、危険個所の把握方法やその数、過去5年間の事故件数を問う。また、今回の事故に対する市の時系列の対応も伺っている。
さらに、農業従事者の高齢化に対応し、農業用排水路の維持管理の重要性を訴えた。地域農業団体との協議が必須であると提言した。
次に、「デジタル戦略室の体制」についても言及した。デジタル戦略室は新設され、現在4名体制となっているが、議員はその重要性を強調。「全庁的なプロジェクト体制が必要」と述べ、担当者の研修や業務の効率化についても関心を寄せた。
また、デジタル化に向けた専門人材の採用について市の考えを聞くことも重要だ。経験者がいるかどうかも問われており、実効性が求められている。
最後に、公共の場におけるAEDの偏在問題について議員は疑問を呈した。市街化調整区域には、AEDの空白地域が存在するため、公共施設内での適正配置が喫緊の課題である。「24時間いつでも誰でも利用できるようにする」ために、具体的な計画を市が策定すべきだと訴える。