久喜市の会議では、オンライン学習とGIGAスクール構想にかかる重要な質問が行われた。
平沢 健一郎氏は、コロナ禍の影響で臨時休校を余儀なくされた市内小中学校が、埼玉県内でいち早くオンライン学習に取り組んだことを挙げ、教育環境の変化を問うた。
特に、GIGAスクール構想に基づく通信環境やタブレット整備がもたらす影響について言及した。同氏は、児童生徒の学習環境がどのように改善されるかを問い、さらに具体的な変化の視点からオンライン学習の進行とその効果について質問した。
加えて、オンライン学習による自宅での学び方の変化についても追及し、今後の学習方法の展望が求められた。現在、久喜市は高速大容量の情報ネットワークの整備を進めており、この経験から得た知見が今後のGIGAスクール構想において必要なことを提起した。
次に、小・中学校の適正規模及び適正配置についても議論が展開された。教育委員会が策定した「久喜市立小・中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針」は、児童生徒の教育環境を改善しようと努めている。
平沢氏は、市内で進められている小学校及び中学校の統廃合等の状況についての報告を求めた。特に、三箇小学校では児童数が急激に減少し、令和7年度の入学者数はわずか7名、令和8年度には9名になる見込みだ。
このような状況に対して、平沢氏は適正規模・適正配置策の今後の展開についても問うた。市内の全小学校における入学見込みが、令和6年度には千人を下回り、さらなる児童数の減少が予想される中、適切な対応が求められた。