先日行われた市政に関する会議では、さまざまな重要課題が取り上げられた。
特に、秋谷病院の開院に向けた進捗状況について、田村栄子氏が質問を行った。地域医療の空白を減少させる観点から、早期開院が求められており、建物の引き渡し予定や問題点、開院日の確認がされると述べた。
次に、防災対応の見直しについても議論が挙がった。気象庁が発表した線状降水帯の予測は、6月から開始されるが、予測時の的中率は25%とのこと。田村氏は、本市の情報提供のタイミングや水害への備えとしての避難訓練の実施が必要であると指摘した。また、洪水災害対策や避難の想定シナリオ作成についても質問が行われた。
また、タブレット端末が小学生に及ぼす影響について、健康面や教育面での懸念も提起された。デジタル機器の多用により、子どもたちの思考力や視力への影響、使用ルールの有無などが問題視され、適正な利用の必要性が訴えられた。
さらに、高齢者が健康で生きがいある生活を送るための施策も求められた。特に交通手段を必要とする高齢者への配慮として、自家用車の返納後の移動手段の確保が重要であり、循環バスの導入についても議論された。
男性職員の育児休業(育休)取得に関して、実際に休暇を取得しても家庭内での家事・育児に積極的に関与しない「取るだけ育休」の問題が提起された。育休 の取得に関するアドバイスやサポートの具体的な内容が求められた。
最後に、マダニ感染症への対応についても話題に上った。犬や猫を介して人に移る特性を持つこの感染症。市民への注意喚起や予防策の周知が重要であるとされた。