市政に関する質問が行われた。
丹野 郁夫氏は、地方公務員の人気が相対的には高い一方で、全国的に志望者が減少している現状を指摘した。その要因として、地方公務員の給与が大手企業に比べ低いとのイメージがあり、これが職員の「質」や「やる気」の低下を招く懸念を示した。職員のモチベーション向上には市の不断の努力が必要であると強調し、以下の7点について質問を行った。
1. 昇給者の割合はどのくらいか。
2. 希望する部署への人事異動の割合は。
3. 昇任試験を希望する割合は。
4. 有給休暇の消化状況は。
5. メンタルヘルス対策についてはどうか。
6. 各階層毎に市長との定期的な懇談の機会があればどうか。
7. 改善提案をした職員のポイント制などのインセンティブを考慮すべきか。
この質問を通じて市の職員がやる気を持てる環境を確保し、市民サービスの向上を目指す意欲を示した。
続いて、丹野氏はJR東鷲宮駅の西口ロータリーのバリアフリー化についても言及した。現在、駅の東西連絡地下通路でバリアフリー化工事が進行中であり、約1年後に終了する予定である。この工事によって、エレベーターやスロープの設置が期待されており、駅の利便性向上が図られる見込みだ。しかし、丹野氏はロータリーのバリアフリー化が完結しなければ真の利便性向上とは言えないと述べた。
具体的には、ロータリーバリアフリー化工事のスケジュールと、このプロジェクトに関わる都市計画法第34条に基づく宅地開発に伴う環境や交通の流れの変化について、市としてのグランドデザインを伺いたいと求めた。地域の移動に関わるインフラ整備が、住民にとってより良い生活環境を提供する基本的な要素であることを再確認させる質問であった。