市役所の本庁舎に関する増築の必要性が改めて議論されている。特に、岡崎克巳議員は、増築が市の内部で進めるべきであると提案し、現庁舎にはさまざまな問題があると指摘した。
本庁舎の機能の分散配置により、行政窓口の手続きが一か所で行えないことや、執務スペース不足といった課題の深刻さが浮き彫りになっている。老朽化した給排水管や空調設備の修繕も急務であり、岡崎議員は、これらの課題解決にはスピードが求められると強調した。
実際、今年の3月にはトイレの水漏れが相次ぎ、使用できない状態が続いている。岡崎議員は、このような状況の改善に向けた取り組みを問うとともに、庁舎増築の具体的なスケジュールについても説明を求めた。 市の担当者は、「有効な手段を検討し、迅速に対応していきたい」と答弁。
また、岡崎議員は増築だけでなく、全体的な組織の見直しを視野に入れるべきだとの意見も述べた。増築が進めば、機能的な庁舎が実現し、市民サービスの向上にもつながるという見解だ。全庁を挙げての取り組みが期待される。
福祉政策についても、岡崎議員は帯状疱疹予防接種の助成制度創設を提案。成人の90%以上がウイルスを体内に持っている中で、予防接種が高額であるため、市として助成を検討すべきという主張だ。治療後も後遺症が残る場合があるだけに、早急な対応が望まれている。市はその意向を受けて、今後の検討を約束した。
これらの問題は、市政において重要な課題として位置づけられており、今後の対応に注目が集まる。