久喜市はシニア世代や外国人支援、多文化共生の具体的施策を進める方針を示した。
長谷川 富士子市議は、シニア世代の生きがいづくりについて質疑を行った。
特に、社協が運営するいきいきふれあいサロンの参加者は圧倒的に女性が多いと指摘。
今後は、シニア世代の男性も通える趣味や体操の「通いの場」作りを求めた。
「定年退職後に社交的な繋がりが薄くなる男性に、社会参加の機会を提供することが重要である。」と強調した。
さらに、健康マージャンや囲碁、将棋の講師募集についても提案。
市のホームページや広報で講師を募集し、初心者を支援する体制を整えることを求めた。
高齢者の健康維持や生きがい向上に繋がる活動を庁内でも検討する必要がある。
「ねんりんピック」への参加意欲を高めるため、地域ごとの対抗戦や市長杯の開催も提案された。
また、高齢者が抱える運動の問題についても考慮し、具体的な取り組みの必要性が指摘された。
続いて、外国人支援体制についての発言があった。
市は「多文化共生」施策に基づき、外国籍市民に対し様々な支援を行っている。
その一環として、外国人用のガイドブック作成の進捗や必要書類についても質問を受けた。
また、就学時の健診情報などが理解できない外国籍市民に対し、どのようなサポートがあるのかも問われた。
外国人住民が地域に溶け込むための日本語習得支援の必要性も示された。
互いの理解を深めるためにも、日本人住民に向けた意識向上の取り組みが必要とされている。
魅力あるまちづくりにおいては、JR栗橋駅東地区の再開発が焦点に。
昨年議論された内容を受けて、今後の進捗状況が問われた。
また、南栗橋駅のロータリー改良に関する住民の声も取り上げられた。
「駅は街の顔である」との視点から、利用者の利便性を向上させる施策が急務とされている。