久喜市議会では、新たな議題が提起され、市政の重要課題について議論が行われた。
まず、杉野修氏がJR東鷲宮駅周辺の環境整備改善を求めた。特に、駅西口の地下道入り口での雨水たまりや漏水問題が取り上げられ、住民からの要望が続いていることに触れた。
杉野氏は「通勤・通学で利用する方々の利便性が向上するため、早急な対応が必要」と述べ、具体的な改善策を求めた。
次に、公園管理についての指摘があった。青葉公園のトイレの使用禁止の張り紙は、一部住民にとって長期間のサービス欠如を招いた。利用者は不便を強いられたとし、今後の対策を問うた。鷲宮・弦代公園でも、トイレや施設の清掃が不十分であるため、快適な環境の提供が求められた。
マイナンバー制度に関する懸念も表明された。杉野氏は、全国でトラブルが相次いでいることに触れ、「健康保険証の廃止に伴い、市民の不安が高まっている」と指摘した。その具体的な事例として、情報の表示ミスや、無保険扱いの問題があげられ、政府にも責任があると強調した。
また、マイナンバーカード取得の圧力が高まる中での高齢者の心理的負担についても懸念が示され、特にプライバシーやセキュリティの問題について市の対応を問う声が上がった。市民が感じる不安を解消すべく、行政の対応が求められる。
続く議題では、鷲宮東コミュニティセンターの機能移転について再考する必要性が述べられた。杉野氏は、地域住民が利用するための条件確認を求め、十分な説明と合意が不可欠であると主張した。
最後に、市役所本庁舎の漏水事故について、法令遵守の徹底が必要であると指摘され、早期に事故原因と対応を市民に報告すべきだとの意見が出た。