久喜市の大橋きよみ議員は、市政に関する質問を行い、様々な課題について市の見解を求めた。主なテーマとしては、公共施設の整備や環境対策、交通安全などが挙げられる。
公園のトイレ改修計画に関して、大橋議員は多様な来園者に対応したトイレの整備の必要性について述べた。誰もが安心して利用できるよう、防犯や清潔さに配慮した維持管理が重要であると強調した。また、彼女は公園のトイレを洋式化することが災害時にも効果的だと示唆し、具体的な計画の策定を要望した。市が管理しているトイレの数や改修予定の施設についても質問した。
次に環境にやさしい久喜市を目指す取り組みについて、大橋議員は交通手段として自転車を活用することが温室効果ガスの削減に寄与すると述べ、電動アシスト付き自転車の計画的な導入を提案した。また、電気自動車の普及を見据え、市役所や文化会館駐車場への急速充電器の設置を検討するよう求めた。新規事業「電気自動車等普及促進事業」の内容についても明らかにし、市民への補助についても提言した。
さらに、新井医院前の市道久喜4116号線の交通安全についても指摘があった。特に交通事故が多発しているこの地域で、小学生の通学時の安全を確保するために、信号待ちの場所の整備や水路のふたかけ、歩道の凸凹の改善が必要であると訴えた。これにより、地域住民の安心な生活を守ることを求めている。
最後に、殺処分ゼロを目指す取り組みとして、野良猫の管理や繁殖防止についての講座の開催を提案した。大橋議員は地域での具体的な活動を参考に、久喜市も積極的な取り組みを行うべきだと訴え、猫の繁殖トラブルが人々のトラブルに発展しないよう配慮する必要があると指摘している。