久喜市議会において、大谷和子議員は重要な教育問題について提起した。
特に、不登校の問題が取り上げられ、全国の不登校児童生徒は約30万人であることが指摘された。相談や学習支援を受けていない層が11万4千人に上るのは深刻な状態であり、すべての子どもたちが教育に繋がるような対策が急務であると強調した。
議員は久喜市の不登校の児童生徒の現状について質問した。具体的には不登校の児童生徒数、KDX教室や教育支援センターの利用状況、校内の相談室やサポートルームの利用実態を尋ね、支援を受けない児童生徒の有無についても確認した。
また、「COCOLOプラン」として知られる校内教育支援センターの設置状況についても質問がなされた。設置校の成果や課題について具体的な情報を求めた。
放課後子ども教室、ゆうゆうプラザの持続可能性についても議論があり、解散した実施委員会に関連して、今後の運営体制が重要な課題であることが指摘された。担い手がいない現実をどう分析し、解決するのかが問われた。
大谷議員はまた、市民活動サポートセンターの設置についても言及し、市内にはそのような特化した支援施設が存在しない現状を指摘した。市民活動を支援するためのアクションとして、これを設置する考えが必要ではないかと問うた。
東鷲宮駅東側の緑地帯やアンダーパス予定地の有効利用についても発言があり、その土地の課題や活用法について議論された。特に、マンションにおける駐車場の問題を絡めて、収入源として活用する提案がなされた。
さらに、集合住宅の災害時対応についても重要な課題として浮上した。指定避難所にすべての住民を受け入れることが難しい現状を踏まえ、「在宅避難」の実現に向けた市の姿勢を確認する発言があった。