市議会において、杉野修氏は複数の重要な課題について質問した。議題には、バリアフリー化工事、市職員の健康管理、そして防災計画の見直しが含まれ、具体的な改善策を求める声が上がった。
最初に取り上げたのは、JR東鷲宮駅の地下道バリアフリー化工事である。杉野修氏は、工事の進捗に関する住民からの要望を受け、改善が必要との見解を述べた。「現在のう回路は通行が難しく、特に車いす利用者がエレベーターを使用する際、十分な支援が受けられない」と指摘した。
特に、地下道付近のセキュリティ強化が不可欠であるとの考えを示し、杉野氏は「立哨の警備員配置や照明の強化」を求めた。また、「地下道は市管理下にあるため、駅員の配置が可能か、市はJRと協議したか」とも問いかけた。
次に、杉野氏は市職員と教職員の健康管理に関する実態についても質問した。「長期休業者の実数を理由別に調査し、原因の特定が行われているか」と話し、精神疾患を抱える職員の職場復帰計画の有無を確認した。さらに、教職員間でのいじめについても関心を示し、市や教育委員会の対応についての意見を求めた。
最後に、市民との防災計画の見直しが喫緊の課題であることを強調した。杉野氏は「台風19号の経験から、避難所やハザードマップの見直しが不可欠である」と訴えた。特に、避難経路の確保や備蓄品の拡充について具体的な提案を行い、「緊急時の対応策を強化すること」が求められていると述べた。このように、杉野氏の発言は、地域の安全と市民生活向上を一貫して目指す内容であった。