久喜市議会の令和6年6月定例会が、6月10日に開催された。
出席議員は24名、1名が欠席となった。本議会の議事日程には初めに会議録署名議員の指名が含まれており、園部茂雄議員、岡崎克巳議員、丹野郁夫議員が指名された。次に、会議期間の決定が議題に挙げられ、議会運営委員長の大谷和子議員から報告された。議案は市長提出のものが8件、報告が3件、陳情が1件とされ、会議期間は6月10日から7月5日までの26日間と定められた。
続いて、議会関係の諸般の報告として、全国市議会議長会の第100回定期総会開催の件が伝えられ、盛永圭子前議員らの表彰が行われた。行田市への視察報告では、市街化調整区域における土地利用の規制緩和の成功事例が紹介された。行田市では、用途廃止になった公共施設を利活用するために条例改正を行い、映画スタジオとしての活用が決定した。
次に、議案第3号から第10号までの市長提出議案の上程が行われた。議案第3号は令和6年度久喜市一般会計補正予算についてであり、歳入歳出それぞれ579万9,000円を追加し、総額627億8,930万6,000円に改める内容である。また、議案第4号は国民健康保険特別会計の補正予算であり、歳入歳出ともに792万円を追加し、総額162億9,092万円に改定する計画が示された。
個人番号利用に関する条例改正は、特定個人番号利用事務を定義するものとされ、私立学校法の改正に伴う税条例の一部改正案も提出された。家庭的保育事業に関する条例の改正では、小規模保育事業所の職員配置基準が見直され、保育士の特例が導入されることとなった。
最後に、議案第11号について、監査委員の選任案が示され、春山千明議員の選任が承認された。次会の日程は6月14日午前9時から市政に対する質問が行われることが伝えられた。議会の進行にあたり、議長は委員会からの報告とともに新たな課題への取り組みを強調した。