久喜市での最近の会議において、重要な市政に関する質問がいくつか提起されました。
特に冠水対策に関する議論が盛んに行われました。丹野郁夫氏は、近年の集中豪雨が局地化、集中化、激甚化していることを指摘しました。令和元年の台風19号では、久喜市でも道路通行止めや床上浸水の冠水被害が発生しました。
市はこれまで、河川の整備や道路のかさ上げ、ポンプの設置などの対策を講じてきました。ただ、局地的な豪雨による総合的な対策は難しい面があると述べました。特に鷲宮地区の冠水被害の状況や、その後の市の対応について質問しました。具体的には、旧銀の笛幼稚園周辺や美津児公園周辺の冠水状況などが挙げられました。
次に、就職氷河期世代の職員採用についても触れられました。この取り組みは、令和元年9月定例会で提案され、具体的な採用枠が設けられました。あれから数年が経過しましたが、どれほどの成果が上がったのかに関する質問がなされました。
さらに、火災や風水害等の被災者への支援の充実が求められました。市は既に見舞金の支給や税金の減免を行っていますが、被災者が支援を受けられないケースもあると考えるとのことでした。
最後に、桜田小学校内の通学路の安全対策も話題となりました。通行車両の多い市道は危険であり、地域住民の要望から新たな通学路の設置を求める意見が上がっています。地域の協力により、安全対策が模索されています。
以上、本会議では地域住民からの貴重な意見が反映される形で、今後の計画や市の取り組みが重要視されています。市民が安心して暮らせる環境を整えるための努力が期待されます。