久喜市議会の令和元年9月定例会が開幕し、初日を迎えた。議会では議長の開会宣告が行われ、出席議員らは市長提出議案の上程などに関する質疑を行った。特に市長提出の補正予算や議案の審議について注目が集まっている。
議会運営委員長の井上忠昭議員から会期の決定が報告され、9月3日から10月2日までの30日間とすることが決定された。また、議案第114号から116号に関する工事契約が多数の質疑を受けた。特に、久喜市立学校給食センターの建設について反対意見が数多く出ていることが問題となっている。これに対し、教育部長の野原隆氏は、与党議員からの賛成意見も多く存在し、総合的な群馬市としての給食供給体制の維持を訴えた。
また、質疑の中で議案第115号の電気工事がどのような特徴を持つのか問われた際、財政部長の小林広昭氏は、太陽光発電や自家発電設備を整えていることを強調した。ただし、初期投資の面で太陽光発電は限定的な規模にとどまっているとの見解を示した。今後、規模の拡大や運営面での効率化を求める意見が多かったが、財政上の制約もあることから、慎重に検討する姿勢を示した。
一方、賛成派の議員からは、市の交通環境や日常の生活圏に影響を及ぼす懸念を避けるための配慮が必要との声も上がり、工事関係者とのコミュニケーションの重要性についても言及された。特に、給食センターの設置に伴う交通状況の変化に対する地域住民の懸念もあり、適切な対応を求める意見が多く寄せられた。