久喜市の市政に関する質疑が行われた。
議員からは、子どものマスク着用についての懸念が示された。川内鴻輝氏は、新型コロナウイルスに対する対策としてのマスク着用の効果と、酸素不足や集中力の低下など子どもに及ぼす悪影響について注意を呼びかけた。特に体育の授業中に発生した事故を挙げ、マスク着用に対する見解を示すよう、具体的な質問をいくつかした。
また、マスクに関する今後の方針についても問い掛けた。「学校の登下校や部活動、休み時間におけるマスク着用の必要性はどのように考えているのか。今後の対策は何か」と川内氏は述べた。市側はこれに対し、児童生徒への周知や健康リスクへの理解を促進する必要性を強調した。
次に、市役所の用紙削減問題も話題になった。川内氏は「ゼロカーボンシティ」を宣言した久喜市において、具体的な紙資源削減の取り組みがどうなっているのか問うた。市役所の会議が未だに紙主体で行われているとの指摘を受け、タブレットを活用し、オンライン会議を推進する意義を語った。
さらに、環境美化に関する提案として、ジョギングとゴミ拾いを同時に行う「プロギング」の導入を提言した。川内氏は、SDGsの理念にも合致し、健康への寄与も期待できると強調した。
最後に、市長選挙についての振り返りを行い、梅田市長の考えと、市民からの期待がどう捉えられているのか質問した。「市政に対する意見を広く募集することが重要ではないか」と提案し、広範な意見収集の重要性を訴えた。市長は、市民の意見を真摯に受け止めつつ、今後の課題を整理していく考えを示した。