久喜市の市政に関する会議では、春山千明氏が主要な質問を提起した。
特に、東京理科大学跡地に関する未来について議論が交わされ、地域との協力を重視する重要性が強調された。春山氏は、令和7年に開所予定の看護専門学校が地域において長期にわたり愛される施設になるよう、市が取り組むべき事項を質問した。
春山氏は、「無償」という譲渡条件が広く捉えられる現状に触れ、詳細な説明が必要だと指摘した。無償譲渡の背後にある不動産鑑定価格や、公共施設としての使用時との比較など、透明性のある情報提供を求めている。
また、旧東京理科大学が指定避難所として利用されていた内容と同様に、新たに協議中の指定避難所に関しての見解を求める姿勢も見せた。新たな看護専門学校が創設され、久喜市の医療機関に貢献できる看護師を育成することが期待されている。この点について、春山氏は働きかけが必要であると強調した。
さらに、施設整備にあたり、環境変化への対応についてもしっかりとした計画が必要であるとの意見を述べた。地域や市民に配慮しつつ、久喜市としての賑わいを創出するような施設となることを目指す必要があると強調した。
他にも、学校薬剤師の処遇改善に関する提案があり、特にコロナ禍においての配慮や担い手の現状に関する見解が求められた。長年処遇の見直しが行われていないことにも疑問が呈され、見直しの必要性が指摘された。
中学校の部活動については、運営の方針や今後の体制について詳細な検討が求められた。部活動の意義や課題についても新たに問い直すことが必要との考えが示された。さらに、学校施設周辺の樹木管理に関しても教育委員会の関与が必要であるとの意見が寄せられ、地域の協力だけでは限界がある場合、管理体制の見直しが提案された。